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結婚したい女が…
作: べる様

結婚したい女が…
2009.11.23 Monday
また、EGO blogさんに釣られてみる。

『お子ちゃまラインハルトは、「リヒテンラーデ一族の女を私邸に囲っている」というシチュだと叛逆の証になるけど、「結婚したい女ができたのだが、リヒテンラーデ一族の女なので特別に許可して欲しい」となれば、「生まれや立場が結婚の障害になるなど旧王朝的な悪しき慣習だ」と勝手に脳内変換してくれちゃって、寛大な君主としての度量を示したいということで、あっさり許可してくれそう』

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もしもネタ

ロイがその気になっちゃって……

誰かにチクられる前に、誰よりも早く、カイザーにお願いしてみる。

「お人払いを願います」

ヒルダとエミール退場。

「実は結婚したい女がごさいまして、これがリヒテンラーデに連なる者なのでごさいますが、どうか、陛下におかれましては、なにとぞご寛恕願いたく申し上げる次第でございます」

「ほう、卿からそのような台詞を聞こうとは、面白い事もあるものだ」

「恐れ入ります」

「して、何が卿にそれを言わしめる?」

「恥ずかしながら、既に身籠ってございます」


さて、ロイの退出後、カイザーは周りのものに意見を訊く。

ミッターマイヤーが呼び出しを喰らう。

「珍しくも、あ奴めがやっとその気になったのですから、どうかこの結婚をお許し願いたく申し上げます。
これを機会に彼のふざけた行状も、少しは収まろうというもの」

「少しと申すか」

「いえ、あの、その、その件につきまして、ロイエンタールには、少々難しいところがございまして、完全に、と、申し上げるのもはばかりがごさいまして。
あの、ですから、この折りを逃しましては、改心する契機も失われようというもの」

「彼に改心が必要と卿は思うか」

「まったく、我が友人ながら、こればかりは何度説得しても無駄だったのでございますが、今回はいったいどういう風の吹き回しか……」

「なにか責任が湧いたらしいが」

「(赤面)。奴も人の子でございますれば、そのような間違いもあろうかと」

「間違いなのか」

「あ、いえ、言葉のあやでございまして、いや、リヒテンラーデ一族の者を娶ろうなどと、それ自体、いささか、間違いとも言えなくは無いのですが、、いえ、しかし、やっと彼が所帯を」

「そうだ、それだ。
かの者は流刑の地にあったはず。
どのようにして、ロイエンタールは知己を得たのか」

「………。 小官のような無粋な者には、想像のつかぬ 事でございます

「なんだ、知らんのか」

……………………………。
その、奴の貴族趣味に合うと申しましょうか、美しい女性なのではないでしょうか」


「予は、いきさつを尋ねているのだが」

「フェザーンまで連れて来たのが何よりのあかし、 どうか、彼の気の変わらぬうちにご許可願いたく」

「なにか、複雑な事情でもあるのか」

「事情……。
小さきと言えど、命は揺るがせに出来ぬもの、
これが事情でなくてなんでございましょう!


「予が訊いているのは、どのような出会いが彼らにあったか、という事であるのだが、卿よ?」

ですから…………、あの………………………………………

30分後、ミッターマイヤー退出。

その蜂蜜色の髪は、汗でしっとり濡れていたという。



「何故、お二人はお友達でいらっしゃるのでしょうか?」

「フロイラインにも分からぬか? 予にも分からぬ」

ビッテンフェルト語録
「虫が灯に惹かれただけさ」
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