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イノセント・プリンセス(13)
「どうせあなたには、一生わからないでしょうね」

 懐かしくも悲しい声がする。
「いいえ。私もあなた達と同じ人間よ。痛みも苦しみも感じるわ」
 必死に訴えるヒルダに、声の主から返事はない。
 いくら待っても、底無しの静寂が不気味に続く中、ヒルダは必死に仲間達の姿を探した。
「ヒルダ…ヒルダ…」
 サーシャの声で目を覚ますと、時刻は0830時になっていた。
 思ったより長く眠ってしまったらしい。
 憲兵隊の仮庁舎ビルから大本営に移動したヒルダ達は、登庁時間になるまで別室で仮眠をとることになった。
 簡易ベッドで微睡み始めたヒルダは、久しぶりに遠い記憶が蘇る夢を見ていたのだ。
「皆、隣の部屋にいます。コーヒーとサンドイッチがありますから、召し上がって下さい」
「ありがとう。…あ、あの…あなたは確か、帝大で私と同級だったわよね?」
 部屋を出ようとするサーシャを、ヒルダは思いがけない言葉で呼び止めた。
「ええ。私は平民出の経営学科の一学生でしたが、政治学科のフロイライン・マリーンドルフといえば、全学的に有名でしたわ。今こうして話しているのが不思議なくらい」
 サーシャは笑い声で言ったが、話を切り出したヒルダの目は暗かった。
「それなら、あなたも覚えてるかしら? アイスラー事件のこと」
「ええ、当時は箝口令が敷かれて、世間にはあまり知られなかったみたいですが、在学生だった私達にとっては、忘れようにも忘れられない事件でしたわ」
 サーシャは、勿論といった表情で頷きながら、突然ヒルダの口から旧体制下の風化しつつある事件の話が出たのが意外そうだった。
「…私も、あのゼミの一員だったの」
「えっ!?」
 苦悶に満ちた表情で目を伏せたヒルダに、サーシャは「嘘でしょう?」と言わんばかりの顔で声を上げた。その様子に、ヒルダは苦笑した。
「そんなに意外かしら?」
「ええ、だって、あなたは伯爵令嬢で…」
「そうね。皆そう思っているようね…」
 答えたヒルダの声は、いつになく寂しそうだった。
 帝国歴487年1月、オーディン帝国大学准教授ロベルト・フォン・アイスラーと、彼のゼミの学生38名が、当時の社会秩序維持局に政治犯及び思想犯として逮捕されるという衝撃的な事件が起こった。
 大学生を中心とした反政府組織は、旧王朝の初期からたびたび見られ、古くから弾圧の対象となっていたが、帝国の最高学府であり、毎年多くの高級官僚を官界に送り込む、謂わば帝国政府の下部組織と言って過言ではない大学の職員と学生の逮捕は、帝国の支配階層を震撼させた。
 この事件は、結局、ゼミを開講していたアイスラー自身と、学生13名が処刑他、政治犯収容所に送られた後、ローエングラム政権に代わってから釈放された者9名、獄中死した者11名、証拠不十分で不起訴処分になった者4名という結果に終わり、逮捕された38名は全員大学を除籍されている。
「あれって、歴史研究のゼミの名を借りて、共和主義思想を礼賛して洗脳していたんでしょう?」
 サーシャが少し嫌悪感を覗かせて訊くと、ヒルダはそれを否定するように静かに首を振った。
「では訊くけど、共和主義の何がいけないのかしら?」
 サーシャは更に「えっ?」という顔をしたが、それでもインテリ帝国人の端くれとして、何とか上司の設問に答えようと努めた。
「それは…衆愚政治化し、国を腐敗させるからでは…?」
 判で押したような答えに、ヒルダは軽い失望を覚える。
「ゴールデンバウム王朝の専制政治も臣民を弾圧し、国を腐敗させたじゃない? あなたもそう考えたからこそ、ローエングラム体制を支持しているのでしょう?」
 聡明な皇帝主席秘書官の言葉に、サーシャは今度こそ反論できなかった。
 彼女のように高い教育を受け、しかも貴族特権のない平民出身者でも、『共和主義』という言葉そのものに反射的な拒否感を覚えるのかと、ヒルダは改めて500年に渡る刷り込みの根深さを知る。サーシャに限らず、この反応はほとんどの一般帝国人に共通しているものだろう。
 確かに彼女の言う通り、当時の政府は、外部にはそのように発表していた。
 ゼミの名は『地球時代末期先進文明地域の政体と文化研究』といい、実学的なものではなく考古学や古典文学等に近い研究分野とされていた。主催者のアイスラーも文学部史学科の准教授であり、その為、長く思想検閲の対象とはならずにいたのだ。
 民主主義、共和主義思想に対して激しい弾圧を行い、それらに関する研究自体にも厳しい監視の目を向けてきた旧王朝ではあったが、銀河連邦が成立する遥か以前の地球時代の文明に関する学術分野には、時間的距離も大きいことから比較的寛容だった。
 現在『地球学』として独立細分化したこの学問は、当時は古代ロマンに想いを馳せる人文科学のみの領域だった。
 しかし、アイスラーのゼミは、個人間の通信手段が未発達だった旧体制下の学生達の間でも口コミで徐々に評判となり、単位互換制度のあるオーディン商科大学やオーディン文理科大学の学生にも受講者がいた程だった。
 大学入学当初、貴族女学院時代には遂に対等に語り合える友に邂逅できなかったヒルダは、志を同じくするであろう大学の同級生達に大いなる期待を寄せていた。
 しかし、その期待は、早い段階で挫折することとなる。
 女学院時代は、その優秀過ぎる頭脳と貴族令嬢らしからぬ短髪とが同級生や教師達から敬遠されたヒルダだったが、出自による入学の優遇措置のない大学に入ってからは、門閥貴族の令嬢という身分が、平民と下級貴族の子弟が大半を占める中で距離を置かれることとなってしまった。
 自分がいくら心を開いて接しても、彼らはヒルダを受け入れなかった。
 ヒルダは、そんな大学生達に失望し、彼等の態度を狭量と判断した。
 しかし、自分の考えが甘かったと思い知らされたのは、入学後4ヵ月ほど経ったある日のことだった。
 この頃になると、ヒルダの門閥貴族の令嬢とは思えない気さくで優しい人柄が徐々に理解され始めて、何人か友人と呼べる存在も出来ていた。
 教室に行くと、同じ履修科目を受講している数名の学生達が顔を寄せ合って、ひそひそと何事かを相談している。
 彼等は、ヒルダが声をかけようと近づくと、皆一斉に気まずそうに顔を背けた。
「どうしたの?」
 ヒルダの問いに、一番近くにいた学生が、友人の一人であるこの場にいない一人の女子学生の名前を出し、徴兵された彼女の兄が戦死したので、皆で見舞金を出す相談をしていたのだと教えてくれた。
 ヒルダは即座に、自分も仲間に入れて欲しいと申し入れた。
「やめて! こんな時に貴族様から施しを受けたって、誰も喜ばないわ」
 別の女子学生が、強い口調で叫んだ。
 ヒルダは、脳天をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
「いいわよね、あなたは。伯爵令嬢ですもの、お身内が戦死することなんてないから、こんな悲しみとは一生無縁でいられて」
「そうだな。俺たちと違って、爵位のある貴族なら前線に飛ばされることもないしな」
「よさないか。彼女だって好んで伯爵家に生まれたわけじゃない」
「そうね…ごめんなさい、ヒルダ。私の父も、一昨年戦死しているから、つい…」
「俺も感情的になって悪かった。貴族と平民が違うのは、フロイライン・マリーンドルフの所為じゃないしな…」
 学生達のそんな会話が、ヒルダの耳には遠くで聴こえる。
『私は…何もわかっていなかったのだわ…』
 ヒルダはこの時初めて、彼等と自分との間に、決して越えられない壁が存在することを知ったのだ。
 そして、自分の無知と傲慢を思い知らされた。
 帝国が戦時下にあることを、頭ではわかっていたが、実際に近しい人を戦地に送り出し戦死の報を受ける人々の心に全く思い至らなかった自分に、この時やっと気づいたのだ。 そんな苦い経験を経ながらも、ヒルダは有意義な大学生活を送り、同期の学生達と友情を育んでいった。
 幼い頃から、善き女伯爵、善き領主たらんとして、領地惑星の統治に役立てる為に大学へ進学したヒルダだったが、この時期に、その人生指針を一大転換させる。
『この帝国には、改革が必要だ。その為には、非主流派の一領主に甘んじていては何もできない。上級官吏登用試験を受けて、卒業したら中央政界へ進もう。そして、時間はかかるかもしれないが、貴族と平民との不公正を少しでもなくして、戦争を何とかして終わらせるよう働きかけよう。もうあんな悲しい思いをする人たちを作らない為に』
 ヒルダはそう決意した。
 帝国は、極端な男社会ではあるが、幸いにも始祖ルドルフが男児に恵まれなかった為、女性でも爵位を継ぐことが可能であり、女が閣僚になることも前例はないが法的に禁じてはいない。ならば、自分が帝国で最初の女性高級官僚となり、女性尚書となることも可能なはずである。勿論、想像を絶するような反発が起こるだろうことは十分予測できるし、派閥抗争や粛清といった激しい政争の只中に身を置くことになるだろう。だが、誰かがそれを成さなければならない。それには、伯爵という身分も利用できるものは全て利用しよう。
 この当時のヒルダが考えていたのは、あくまでもゴールデンバウム王朝が存続することを前提とした司法、行政、経済の三大改革と、戦争の終結である。
 地球時代の歴史を学んでいくうちに、ゴールデンバウム王朝が盛んに提唱してきた復古主義にも、逆にそれを利用できる前例があることも知った。
 地球時代末期の先進地域に数えられていたゲルマン国家は、政治の最高指導者に何人か女性がおり、少し遡った専制国家時代には、国家を繁栄に導いた偉大な女帝も存在した事実があった。
 ヒルダは、将来、自分が政権の中枢に近づいた時に、これらの前例を大いに活用することを考え始めた。
 それを更に一転させた出来事が、アイスラー事件だった。
 第1学年のうちに、卒業に必要な単位の9割を取得したヒルダは、第2学年に入ると、余裕ができた時間を面白そうな講座を受講することに充てることに決めた。
 この際、もっと視野を拡げようと、他学部にも足を運んで、友人達といくつかのゼミを見学して回っていた。
 アイスラーのゼミもそんな中で、友人の一人に誘われて入った部屋の一つだった。
 当初、本音を言えばヒルダは大昔の歴史などに興味はなかったが、一緒に回っていた友人に仕方なく付き合う形で教室に入った。
 だが、そこで繰り広げられている世界は、ヒルダの人生観を根底から覆す程のインパクトがあった。
 人類が、まだ地球という現在では辺境となった一つの惑星の中だけで、大小200を超える国に分かれて生活していた時代、歴史の教科書に出てくる『13日間戦争』の直前の頃の極一部の地域は、一部の科学技術レベルや、司法、行政制度の公正性に於いても、文化的多様性に於いても、1700年後の現代帝国よりも遥かに優れていたことを知る。
 特に医療レベルに直結している平均余命については、ヒルダは大きな関心を寄せた。
 彼女の母親は、彼女を出産してから体調を崩し、療養先の領地惑星で感染症にかかり若くして亡くなった。このようなケースはヒルダの母に限らず、帝国では平民から皇族まで特に珍しくなかった。
 しかし、地球時代末期の先進国家では、こうした出産が切っ掛けで母親が死亡するケースは、1%以下と極めて稀であり、乳幼児死亡率の低さも高い医療水準を裏付けている。
 帝国では、出生から5歳まで生存できる子供は、全体の8割と言われている。残りの2割は、死産か何らかの病気で亡くなるのだ。更にその内、成人に達することのできる者は、約6割と言われている。不思議なことに、この割合は、平民も貴族もあまり変わらない。
 人類は、医療技術を退化させてしまったんだわ。いいえ、医療技術だけではない。もしかしたら、政治体制も社会制度もあらゆる分野で1700年前の叡智を失ってしまったのかもしれない。
 ヒルダはそう思うに至った。
 そして、人間は、なぜこの偉大な文明を放棄してしまったのだろうかと考えずにいられなくなったのだ。
 もし、当時の先進国家の医療水準を維持できていれば、1700年間に更なる発展を遂げたであろうことは疑いない。そうすれば、私のお母様も生きていたかもしれない。
 ヒルダの地球時代末期文明に対する関心は、加速度的に高まっていった。
 特にヒルダが興味を覚えたのは、ゼミ見学当日に俎上に上がっていた『人間開発指数』と呼ばれる地球時代末期の短い期間に、当時の世界基準で測定し使用されていた国毎に人々の生活の質や発展度合いを示す指標であった。
 この基準に照らし合せれば、現在の帝国は、明らかに当時の超高人間開発国 (先進国)に全ての測定分野で劣っている。総合点をつければ、恐らく当時の中レベルの開発途上国に類すると思われた。
 友人と共に早速ゼミに入ったヒルダは、この指標を復活させ、帝国内の各星系ごとに算出して、今後の国民生活の向上に活かすことができないかと密かに考えるようになった。その上で、地球時代に止まってしまった技術の時間の針を少しづつ動かせば、人類の健康寿命は飛躍的に延びるはずだ。
 思い切って、その事を直接アイスラー准教授にぶつけてみた。しかし、話を聞いたアイスラーの答えは冷淡だった。
「そんなことは、今更提言するまでもなく、ちょと頭の働く知識階級の人間なら誰もがわかっていることなのさ。それがわかっていて敢えてやらない。いや、戦争に直接必要な技術以外は停滞を黙認している。それが何故かわかるかね? フロイライン・マリーンドルフ」
 当時、40代前半だったアイスラーは、少し皮肉を含んだ目でヒルダを見ながらそう言った。
「わかりません。だって、医学の発達は、国民全体の為です。その国民の中には、当然、貴族や皇族も含まれているはずです。自分達の命をも救えることを、なぜ躊躇うのか、私には理解できません」
 純粋培養の伯爵令嬢の素直な疑問に、壮年のアイスラーは、少し穏やかな笑を浮かべて煙にまいた。
「人間は、時には自分や家族の命よりも、既得特権に固執するものです」
 だが、尚も納得できない顔でその場を離れようとしない伯爵令嬢に対して、アイスラーは仕方なく言葉を継ぐ。
「フロイラインの言うように帝国全体の人間開発指数が上がれば、都合の悪い人がいるということですよ。全国民的に教育水準が上がれば、愚民化政策が不可能になりますから、反政府運動に繋がりかねない。帝国の支配層にとって、臣民が賢くなって自分たちに反発するようになれば本末転倒ですからね。そうなって都合が悪いのは、伯爵家のあなたも同様ではないですか。あなただって、今の贅沢な生活を失いたくないでしょう? まして、自分の父親や兄弟が、有無を言わずに徴兵され、少なからぬ確率で遺体もない葬儀を執り行うことになる。そんな恐怖を感じながら生きるなんて、嫌でしょう? そのことにお気づきでないようですね」
 ヒルダは、反論したい気持ちをどう表現していいか判らず、言葉に詰まった。
 確かに、アイスラーの言う通りだ。自分が、少し前まで普通に思っていた生活が、帝国の平均的な家庭からは、考えられないほど贅沢であることを知った。それ自体は失っても構わないが、安全なところで、ひたすら理想論を並べ立ててきたことにこの時のアイスラーの言葉で気づかされた。
 それにしても、今考えてもアイスラーの思想は、当時としては過激だった。
 彼自身も爵位こそないが、門閥に繋がる家の支流で、代々帝国騎士の家柄だった。
 その彼が、いったいどういう経緯で、こんな過激な反専制政治思想を持つようになったのか、ヒルダにも最後までわからなかった。
 後に知ったことだが、アイスラーは、この時点でも、内務省からも憲兵隊からも危険分子の可能性ありとしてマークされており、身辺調査が進んでいた。2年前にも一度内務省に出頭を命じられて取り調べを受け、逮捕されかけたたことがあったが、証拠不十分で保釈されていた。門閥の端に連なる彼の実家が、当時の内務省に多額の金銭をばら撒いたらしい。その代り、彼の薫陶を受けた帝国大学や商科大学、文理科大学等の学生達で作るサークルが反政府地下組織として摘発され、平民と下級貴族の子弟50名が逮捕拘禁され、その内の殆どが獄中死していた。
 アイスラーも、自分の家族に類が及ぶのを恐れたのか、それ以降、過激な言動は慎むようになって、2年経った頃には、監視の目も幾分緩んできていた。
 ヒルダ達がゼミを見学したのは、まさにそのような状況の時だった。
 そのアイスラーとゼミの学生が一斉に逮捕されたのは、ヒルダが受講するようになって2ヶ月程後のことだった。
 逮捕の直接の原因となったのは、アイスラーがペンネームを使い自分の研究成果をフェザーン語で上梓した書籍が、フェザーンのみならず、同盟語にも翻訳され、ベストセラーとなったことだった。
 彼はその中で、民主共和制度の欠陥を肯定しつつも、一人の人間や一つの血統が国家を支配することの危険性を、地球時代末期の独裁国家の例を列挙しながら、詳細に説明している。
 直ぐに発禁処分になった為、ヒルダはその本を読んでいなかったが、アイスラーのゼミの内容から、読まずともだいたいの想像はついていた。
 ペーパー版は全て回収されて焼却されたが、電子書籍版は今でも密かに保存している者がいるという噂で、ヒルダもいつか遺作となった師の著作を読んでみたいと今でも思っている。
 しかし、当時のヒルダは、憲兵隊か治安維持局が屋敷を訪れるのは時間の問題と覚悟を決めていた。
 もし、自分が反帝国思想分子として逮捕されるようなことになれば、父はどうなるのだろう。大勢の使用人達や、親族達にも類が及ばないか気にかかる。
 自分一人であるなら、信念に基づいて参加したことなので、何を言われても、覚悟はできていたが、家族やマリーンドルフ家に関わりのある全ての人間にも迷惑がかかるかと思うと、自分が望むと望まざるとに関わらず、いかに多くの柵を背負って生きているのか痛感した。
 その点で考えれば、いかに正しい主張とはいえ、妻子も親族も大勢いるアイスラーの行為は、天才肌の人間にありがちな身勝手にも思えた。
 しかし、ヒルダの心配をよそに、憲兵隊も治安秩序維持局も遂にマリーンドルフ家を訪れることはなかった。
 拍子抜けして、脱力したヒルダが次に考えたことは、逮捕された同じゼミの仲間達やアイスラーの家族の安否だった。
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